北韓は16日夜、短距離ミサイル25発を東海に向けて相次いで発射しました。
北韓は、16日午後6時20分から9時31分にかけて東部の元山(ウォンサン)周辺から、合わせて25発の短距離ミサイルを東の海、東海に向けて発射しました。
韓国軍関係者は、一連のミサイル発射について、韓米合同軍事演習をけん制する狙いがあるとみられるが、夜間に25発も発射したのは異例だとしています。
北韓によるミサイル発射は、韓国とアメリカによる軍事演習が始まった2月24日から、これで4回目で、今回はアメリカが日曜日の朝にあたることから、アメリカに対する警告の意味があるのではないかとする見方もあります。
北韓は14日、国防委員会声明を発表し、「アメリカによる核の脅威が続くかぎり、われわれは核の抑止力を強化するための闘争を続け、追加的な措置もとっていく」としており、4度目の核実験や長距離ロケットの発射を強行する可能性もあるとされています。
韓米合同軍事演習のフォールイーグルは、来月18日まで行われる予定で、ミサイルの発射など北韓による威嚇が続くものとみられます。