6か国協議の中国代表の武大偉韓半島問題特別代表が17日、平壌(ピョンヤン)を訪れたことがわかり、6か国協議再開に向けて協議しているものとみられています。
北韓の朝鮮中央通信は、17日、中国の武大偉韓半島問題特別代表が北韓を訪れたことを伝えました。
武大偉特別代表は、去年11月と8月にも北韓を訪れていますが、今回は北韓の実力者だった張成沢(チャン・ソンテク)氏が処刑されてから初めての訪問となり、北韓情勢の変化を汲み取って6か国協議再開の可能性を打診するものとみられています。
これに先立って、先月、中国外務省の外務次官や韓半島担当者が、また今月初めにはロシアの6か国協議次席代表が北韓を訪れています。
こうした動きから、韓米合同軍事演習が終わる4月以降の6か国協議再開に向けて、水面下での協議が急速に進んでいるという見方もあり、韓国の政府当局者は、状況を見極めたいとしています。