全羅南道の智異山(チリサン)国立公園で、ツキノワグマの子ども5頭が生まれました。
環境部と国立公園管理公団によりますと、先月から今月にかけて、智異山国立公園に生息しているツキノワグマのうち3頭が合わせて5頭の子グマを生んだことが確認されたということです。
生まれた子グマはいずれも健康状態が良好だということです。
これで智異山国立公園内に生息しているツキノワグマは、合わせて35頭になりました。
国立公園管理公団は、智異山国立公園で絶滅状態になったツキノワグマを2004年から増やす事業をスタートさせ、これまでに入手した19頭を次々に放し、これらのツキノワグマから子グマ18頭が生まれていました。
国立公園管理公団は、2020年までにツキノワグマが50頭まで増えることを期待していますが、毎年、子グマが生まれていることから、目標は十分に達成できるものとみています。