盧武鉉（ノ・ムヒョン）政権が2007年に行った北韓への軽工業支援目的の借款について、政府は先月、北韓側に返済を求めていたことがわかりました。
統一部当局者が21日に明らかにしたところによりますと、韓国が2007年に行った北韓への軽工業支援目的の借款の初めての返済期日が今月24日に訪れることから、政府は北韓に対して、1か月ほど前に韓国輸出入銀行を通じて、元利金およそ860万ドルの返済を請求しましたが、北韓からの返事はまだないということです。
韓国は2007年に北韓に対して、およそ8000万ドル相当の軽工業の原材料を、借款の形で送っています。
北韓は、翌年の2008年に元金の3%に当たる240万ドルを現物で返済していて、残りの元金7760万ドルと利子843万ドルについては、地下資源や開発権などで返済するとしていました。
北韓は食糧支援目的の韓国からの借款についても、2012年6月と2013年6月にそれぞれ1回目の返済期日が到来したときも返済しておらず、食糧借款と軽工業借款とを合わせると、北韓が2037年までに韓国に返済しなければならない借款の元利金は9億6153万ドルにのぼっています。