韓国中部の忠清南道の養鶏農家で飼っていた犬が、鳥インフルエンザウイルス(H5N8型)の抗体を持っていることが相次いで確認されました。
農林水産食品部が24日に発表したところによりますと、忠清南道天安市の養鶏農家で飼っていた犬1匹から、鳥インフルエンザの抗体が確認され、忠清南道の扶餘郡の農家でも、犬11匹から鳥インフルエンザの抗体が確認されたということです。
農林水産食品部は、これらの犬は何らかの経緯で鳥インフルエンザのウイルスに接触したものの、発症はしなかったとしています。
一方、動物検疫本部はこれまで、犬や豚の感染が疑われた46件について、検査しましたが、検査が完了した28件のうち、犬3件で抗体が確認され、豚では1件も確認されなかったということです。
動物検疫本部の関係者は、犬から抗体が確認されたものの、発症したわけではなく、ヒトへ感染する可能性はないとしています。