オランダのハーグで開かれていた核安全保障サミットは、25日、参加53か国の首脳が声明を発表して幕を閉じました。
53か国の首脳は、2年前のソウルサミットで採択した声明を継承するとともに、核テロの阻止に向けてプルトニウムなど核物質の保有量を最小限に抑えることや、原発から出る使用済み核燃料など廃棄物の管理について適切な保安体制の策定を呼び掛ける声明の「ハーグ・コミュニケ」を採択しました。
韓国政府関係者によりますと、韓国は今回のサミットで前回の議長国として声明文の作成に積極的に加わり、核燃料の開発について国際協力を進めるなどの内容を盛り込んだということです。
このサミットは、核兵器のない世界を訴えるアメリカのオバマ大統領の呼びかけで2010年から2年ごとに開かれていて、次回の第4回核安全保障サミットは、2016年にアメリカで開かれます。