国連安全保障理事会は27日、北韓の弾道ミサイル発射について、安保理決議違反として非難する談話を報道機関に向けて発表しました。
この談話は、北韓のミサイル発射を受けて27日に開催された安全保障理事会の理事国15か国の代表による非公開での緊急会合のあとに発表されたものです。
談話は、「北韓のミサイル発射は、国連安保理決議に違反するもので、安保理は、適切な対応を取るため協議することで合意した」としています。
報道機関向けの談話は、安保理理事国15か国の合意を踏まえた非公式なもので、安保理の意思表示としては最も軽く、北韓との関係が強い中国も反対しませんでした。
北韓は、先月27日と今月3日にスカッドミサイルとみられる弾道ミサイルを発射したのに続き、26日には「ノドン」とみられる中距離弾道ミサイル2発を発射しています。