朴槿恵大統領が訪問先のドイツ東部のドレスデン工科大学で発表した新たな南北統一構想について、北韓の朝鮮中央通信は先月31日、「北韓を悪辣に非難し、ちんぷんかんぷんなことを言った」と非難し、拒否する姿勢を示しました。
これは、北韓の朝鮮中央通信が先月31日付けの記事の中で批判したものです。
この中で、朝鮮中央通信は、「朴槿恵大統領は同じ民族同士での誹謗中傷をやめようと言っていたその口で、ドイツ訪問の際には、北韓を悪辣に非難し、ちんぷんかんぷんなことを言った」と厳しく非難しています。
また、同じ日の別の記事では、朴大統領の新統一構想に対して、平壌（ピョンヤン）市民らが「統一に向けて努力するという演技にすぎない」とのインタビューなどを紹介しながら、批判しています。
北韓のメディアが、朴大統領の新たな統一構想に反応を示したのはこれが初めてで、北韓がこの構想を拒否する立場であることを示したものと見られます。