今年秋の仁川(インチョン)アジア大会の組織委員会は1日、IOC=国際オリンピック委員会とアジアオリンピック評議会に対し、仁川アジア大会への北韓の参加を目指して働きかけを強めるよう要請しました。
これは、仁川アジア大会の組織委員会の委員長が1日、クウェートにあるアジアオリンピック評議会の本部を訪れ、IOCのバッハ委員長とアジアオリンピック評議会の会長と面会して要請したものです。
アジア大会への北韓の参加問題をめぐって、アジア大会組織委員会がIOCのバッハ委員長と協議したのは初めてで、バッハ委員長は最大限協力すると答え、開幕式に出席する意向を示したということです。
一方、北韓の障害者を支援する韓国の市民団体の関係者は31日、アメリカのボイス・オブ・アメリカとのインタビューに応じ、「北韓は仁川で開催されるアジアパラ競技大会に出場するための準備を進めている。現在、南北関係が思わしくないことから、発表できないでいるようだ」と話しています。
北韓は、2012年のロンドンパラリンピックに初めて参加していて、今回参加することになれば、アジアパラ競技大会では初めての参加となります。