４月１日から新学期に入った北韓では、今年から義務教育を12年間に延長することになりました。
北韓の義務教育は、これまで、幼稚園１年、小学校４年、中学校６年の11年間となっていましたが、４月１日から学校制度を改め、幼稚園１年、小学校５年、初級中学校３年、高級中学校３年の12年間とすることにしたものです。
北韓における学校制度の変更については、2012年９月の最高人民会議で、義務教育を12年に延長する法令を制定して準備を進めてきました。
義務教育が12年となった１日、北韓の国営朝鮮中央放送は、生徒と父兄はより幸せな新学期を迎え、金正恩第１書記の配慮に感謝していると伝えています。
また、在日本朝鮮人総聯合会の機関紙、朝鮮新報は、先月29日付けで、北韓の義務教育延長について、機械的な暗記よりは理解することを重視し、感性的な側面も重視する教育内容に変更したものと紹介しています。