韓国南部の麗水（ヨス）沖で、北韓の乗組員16人が乗った貨物船が4日未明に沈没し、2人が死亡、3人が救助されたほか、残り11人について、海洋警察が捜索に当たっています。
沈没したのは、4000トン級のモンゴル船籍の貨物船で、麗水海洋警察署などによりますと、4日午前1時19分ごろ、全羅南道（チョンラナムド）麗水市の巨文（コムン）島南東63キロ沖で、貨物船と連絡が途絶えたということです。
乗組員は、全員北韓籍で、救難信号を受けて捜索活動を始めた海洋警察署では、周辺海域から2人の遺体を発見したほか、3人を救助して病院に緊急移送したということです。
また、残りの11人については、艦艇13隻と航空機6機を使って捜索作業を続けています。
海洋警察では、貨物船が北韓北東部の清津（チョンジン）港から鉄鉱石などを中国に輸送中だったとみて、詳しい経緯を調べています。