国連安全保障理事会が先月27日、北韓の弾道ミサイル発射を非難する談話を発表したのに対して、北韓のリ・ドンイル国連次席大使が核実験による対抗措置をとることを表明しました。
北韓のリ・ドンイル国連次席大使は、4日、ニューヨークの国連本部で緊急記者会見し、「北韓は、核とミサイル、人権問題でアメリカによる絶え間ない圧迫を座視できない。北韓は新しい形態の核実験を行うことを明確にした。それが何であるかは、成り行きを見てほしい」と述べました。
国連では今月17日、北韓の人権を調査する委員会の関係者らが北韓の人権問題について報告する非公式会議が開かれる予定で、北韓としては国際社会でこの問題がさらに浮き彫りになることを、けん制するねらいがあるものとみられています。