韓国南部の麗水(ヨス)沖で、4日、北韓出身乗組員16人が乗っていたモンゴル船籍の貨物船が沈没した事故で、救助された3人の生存者と2人の遺体が、
6日午後、陸路、北韓に送還されました。
4日未明、モンゴル船籍の「グランドフォーチュン1号」(4300トン)が、全羅南道(チョンラナムド)麗水市の巨文(コムン)島の南東63キロの海上で救難信号を出したあと沈没しました。このため韓国の海洋警察の警備艦が出動して3人を救助し、2人の遺体を収容しましたが、残り11人の行方はまだわかっていません。
救助された3人は6日午後2時頃、板門店を歩いて北韓側に入り、2人の遺体は韓国の大韓赤十字社が北韓の朝鮮赤十字社に引き渡しました。
韓国海洋警察は、行方不明の11人の捜索を今後も続ける予定です。