健康への影響が懸念されている大気中の微小粒子状物質について、韓国では、国内における汚染源対策も必要になってきています。
韓国では、2月下旬に1週間以上にわたって、高い濃度のスモッグが発生し、中国大陸から流入したとみられる微小粒子状物質に加えて、国内で発生した微小粒子状物質の影響も大きかったと指摘されています。
2月下旬のスモッグは、これまでで最も長期にわたるスモッグだったとされ、大気が比較的安定した状態のもとで、中国大陸から流入した微小粒子状物質と国内で発生したものが韓半島上空に停滞したためと分析されています。
環境部によりますと、韓国に影響を及ぼす微小粒子状物質のうち、50%から70%は国内で発生したものだということで、気象条件などによって車の走行を制限するなど、国内における汚染源対策が必要と指摘する声が出ています。