北韓の国会にあたる最高人民会議が9日、開催され、朝鮮労働党の金正恩第1書記が国の最高ポストと位置づけられている国防委員会第1委員長に再び推挙されました。
これは北韓の朝鮮中央通信が伝えたものです。
金正恩第1書記が国防委員会第1委員長に再び推挙されたことについて、朝鮮中央通信は、「どんな嵐が吹き荒れても、ひたすら元帥様を唯一の中心として称える。われわれ軍と人民の普遍の意志を誇示する歴史的事変だ」と伝えています。
今回の最高人民会議は、金正恩第1書記の体制になってから初めて、先月9日に行われた選挙で選ばれた新しい代議員が出席して開かれたもので、張成沢(チャン・ソンテク)氏粛清後の主要人事に関心が寄せられています。
特に、国家元首にあたる、今年85歳の金永南(キム・ヨンナム)常任委員長の処遇や、張正男(チャン・ジョンナム)人民武力部長や李永吉(リ・ヨンギル)人民軍総参謀長が新たに国防委員会委員に任命されるかどうかにも関心が寄せられていますが、朝鮮中央通信は、こうした点については触れていません。