フィリピンに留学していた韓国人女子大生が、何者かに拉致されてからおよそ1か月経った8日、遺体で見つかりました。
外交部が9日、明らかにしたところによりますと、先月3日にフィリピンのマニラで何者かに拉致された23歳の韓国人女子大生が、今月8日、犯人の隠れ家で遺体で見つかりました。
外交部の当局者は、「女子大生が拉致された直後、フィリピン警察に対して総力を挙げて捜査するよう要請し解放に向けて努力してきたが、マニラ郊外にある拉致犯の隠れ家で、女子大生とみられる遺体が発見された」と述べました。
被害者の身元確認は肉眼では難しい状況ですが、服装は女性のものとみられており、フィリピン警察からDNAと歯科診療記録の提供の要請があったということです。
フィリピンで韓国人が殺害された事件は、ことしに入って4件目で、首都マニラで韓国人留学生が拉致され殺害されたのは今回が初めてです。