去年の世界の軍事費は合わせて1兆7470億ドルで、このうちアメリカがもっとも多かったものの前の年より7.8%減少したのに対して、中国やロシアは増えました。
ストックホルム国際平和研究所が14日、まとめたところによりますと、去年の世界の軍事費は、合わせて1兆7470億ドルで、前の年に比べて1.9%減りました。このうちアメリカが37%を占めてもっとも多く、続いて中国11%、ロシア5%、サウジアラビア3.8%、フランス3.5%、イギリス3.3%、ドイツ2.8%、日本2.8%、インド2.7%、韓国は1.9%で10位でした。
アメリカと中国を合わせると48%とほぼ半分を占め、これら上位10か国を合わせると74%にのぼります。
また、アメリカは、アフガニスタンやイラクなど海外での軍事支出が減ったため、総額で7.8%減ったのに対して、推計で中国は7.4%、ロシアは4.8%、いずれも増えました。