韓国のスパイだとして、北韓が抑留している韓国人宣教師が、北韓の政治宣伝用ウェブサイトによるインタビューで姿を見せ、「韓国の国家情報院の支援を受けて活動した」と改めて主張しました。
このインタビューは、北韓の政治宣伝用ウェブサイト「我が民族同士」が15日、北韓の平壌放送の記者が行なったものを掲載したものです。
この中で、この韓国人宣教師は、「国家情報院の支援を受けて活動した」と改めて主張していて、2月にも北韓のメディアに姿を見せ、「国家情報院の幹部が協力を求め、国家情報院から金を受け取って活動した」と主張していました。
この宣教師は、去年10月に北韓に入り、反国家犯罪の容疑で逮捕され、抑留されたままになっていて、韓国の国家情報院は、この宣教師とは何ら関係がないとしています。
また、この宣教師について、韓国統一部の関係者は、「国際赤十字会などを通じて、釈放と送還を求めているが、北韓は要求に応じないまま、この宣教師が韓国の国家情報院の指示でスパイ活動をしたと根拠のない主張をしている」と非難しています。