韓国南西部の珍島沖で、乗客と乗組員470人余りを乗せた韓国の定期旅客船が浸水して傾き、海洋警察が船に取り残された修学旅行の高校生らの救助に当たってます。
16日午前9時前、全羅南道珍島沖の海上を、仁川から済州島に向かって航行していた定期旅客船「セウォル号」6825トンから、「進水している」との通報があり、救助を要請してきたということです。
海洋警察によりますと、セウォル号は、午前10時前にには、左側方向に90度まで傾いた状態で浸水が続いているということです。
この船には修学旅行で済州島に向かっていた高校生300人余りを含む乗客乗員合わせて470人が乗っていて、乗客の多くが船内で救助を待っているということです。
連合ニュースが伝えたところによりますと、午前10時過ぎ現在、海洋警察の警備艇やヘリコプターによって、これまでに190人を救助したということで、海軍も高速艇などを出動させて、救助に向かっています。