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社会

韓国の旅客船沈没事故 4人死亡、284人不明 

Write: 2014-04-16 19:05:03Update: 2014-04-17 15:34:58

韓国の旅客船沈没事故 4人死亡、284人不明 

韓国南西部の珍島の沖合いで、浸水して救助を求めていた定期旅客船が沈没し、16日午後10時現在、乗客乗員合わせて462人のうち、174人が救助され、4人が死亡、284人が行方不明になっていて、夜を徹しての救助活動が行なわれることになっています。
16日午前9時前、韓国南西部の全羅南道珍島の沖合いで、仁川から済州島に向かって航行していた定期旅客船「セウォル号」(6825トン)から、「浸水している」として、救助の要請があり、海洋警察と海軍が高速艇やヘリコプターなどを出動させて、救助にあたりました。
「セウォル号」は、3泊4日の日程で済州島に向かう修学旅行の高校2年生男女325人と教員15人を含む乗客乗員合わせて462人と、車150台を乗せて、15日午後8時半過ぎに仁川港を出発して済州島に向かっていました。
「セウォル号」は浸水とともに徐々に傾き始め、懸命の救出作業が行なわれる中、救助の要請から2時間20分ほどで転覆し、まもなく沈没したということです。
中央災害対策本部が午後10時に発表したところによりますと、これまでに174人が救助されましたが、4人が死亡し、284人が今も行方不明になっています。
死亡したのは、船会社の社員の20代の女性と修学旅行で済州島に向かっていた男子高校生3人の4人だということです。
また、救助された高校生は75人だということです。
現場では、現在、海軍の特殊部隊の隊員178人と艦艇164隻、航空機24機が出動し、夜を徹して捜索にあたることにしています。
海洋警察では、水面がもっとも下がる干潮の17日午前1時から2時の間に、照明弾を使いながら集中的な捜索活動を行なうということです。
また、海洋警察庁は機関長ら乗務員9人の身柄を確保し、事故当時の状況について調べを始めましたが、これまでの調べで、沈没した船の航行速度は事故30分前には19ノットだったのものが事故直前に8ノットにまで落ちていたということです。
また、事故直前に爆発音のような大きな音がしたという乗客らの証言もあり、海洋警察庁は慎重に事故原因の究明を進めることにしています。

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