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社会

韓国旅客船沈没事故  6人死亡、 290人不明

Write: 2014-04-17 06:53:39Update: 2014-04-17 09:06:34

韓国旅客船沈没事故   6人死亡、 290人不明

韓国南西部の珍島の沖合いで起きた旅客船の沈没事故で、乗客乗員合わせて475人のうち、救助された人は179人となっていますが、新たに女性2人の死亡が確認されて死者は6人となったほか、今も290人が行方不明になっています。
この事故は、16日午前9時前、韓国南西部の全羅南道珍島の沖合いで、仁川から済州島に向かって航行していた定期旅客船「セウォル号」(6825トン)が浸水とともに傾き始め、2時間20分ほどで転覆し、沈没したものです。
「セウォル号」には、修学旅行の高校2年生男女325人と教員14人を含む乗客乗員合わせて475人が乗っていましたが、中央災害対策本部によりますと、17日未明までに179人が救助されましたが、死亡が確認されたのは、20代の女性乗務員と男子高校生3人、そして女性2人の合わせて6人となり、残り290人が依然として安否の確認がとれていません。
救助活動を続けている海洋警察によりますと、水面がもっとも下がる干潮の17日午前0時半過ぎからおよそ1時間にわたって、海軍特殊部隊の隊員とともに潜水要員が船室などの捜索活動を続けましたが、生存者をみつけることはできていないということです。
「セウォル号」は、当初15日午後6時半に仁川港を出港する予定でしたが、濃い霧のため2時間半遅れの夜9時に出港したということです。
また、浸水から沈没までの時間が比較的短かいことなどから、暗礁にぶつかった可能性が指摘されていて、済州島への到着を少しでも早めようと、通常とは違う航路を航行したのではないかとの見方も出ています。
さらに、浸水して船が傾き始める直前に爆発音のような大きな音がしたという乗客らの証言もあり、海洋警察庁では慎重に事故原因の究明を進めることにしています。

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