韓国では、全国の電力使用量がこの3年で9％以上増えたのに対し、ソウルでは、節電への取り組みで1.6％減少したことが分かりました。
ソウル市によりますと、韓国全体の電力使用量は、2013年には47万5000ギガワットと、2010年に比べて9.4％増えたのに対し、ソウルでは、4万7000ギガワットで3年で1.6％減少しています。
また、全体の電力使用量にソウルが占める割合は10％で、1ポイント減ったほか、ソウル市の各世帯の月平均の消費電力も、320キロワットから316キロワットと、1.2％減っています。
これについて、ソウル市では、「2012年から進めてきた原発を一つ減らすことを目指す運動に、企業や学校、家庭が積極的に参加したことで、エネルギー消費が削減されたもの」と説明しています。
ただ、ソウル市民が去年負担した電気料金は、2010年以降電気料金が6回にわたって引き上げられたことから、、2010年に比べて13％も増えています。