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社会

旅客船沈没事故 事故当時3等航海士が操船

Write: 2014-04-18 14:28:48Update: 2014-04-19 12:56:53

旅客船沈没事故 事故当時3等航海士が操船

韓国南西部の珍島(チンド)の沖合いで起きた旅客船の沈没事故で、事故当時に操舵していたのは船長ではなく、3等航海士だったことがわかりました。
これは、捜査当局が18日に発表したもので、事故当時、船長は3等航海士に船の操舵を任せていたということで、船が浸水し始めた当時、船長がどこにいたかなどについては、現在調査中だということです。
また、事故の原因が、航路を変更するポイントに差し掛かり、急に右旋回したことにあるとの見方が出ていることについて、捜査当局ではどの程度急激な旋回だったのかについて、詳しく調べているということです。
一方、乗客を残して先に脱出した船長をはじめとする乗員は、緊急時に守るべき避難マニュアルを守っていなかったことがわかり、非難の声が上がっています。
船の運行管理規定によりますと、緊急事態が発生した場合、船長は船内で全体の指揮を執り、1等航海士は現場での指揮、2等航海士は、負傷した乗客をケアするとともに、救命ボートを操作するなどとなっています。
一方、事情聴取の中で、機関長は、「自分は機関室にいたが、船長に危険だから上がってくるように指示を受け、9時頃に脱出した」と述べていて、乗客が不安を募らせている最中、全体の指揮を取るべき船長が乗員に脱出するよう指示したほか、乗員は、混乱する乗客を見捨てたことが伺えます。
また、沈没した船には、46の救命ボートがありましたが、実際に開いたボートは一つだけだったということです。
合同捜査本部では、18日中に船長に対し、船員法違反の疑いで逮捕状を請求することにしています。

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