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社会

旅客船沈没事故 窓越しに3人の遺体発見

Write: 2014-04-19 14:05:27Update: 2014-04-20 13:45:13

旅客船沈没事故 窓越しに3人の遺体発見

韓国南西部の珍島(チンド)の沖合いで起きた旅客船の沈没事故、発生から3日目を迎え、夜を徹したダイバーによる行方不明者の捜索救助活動が続けられ、19日早朝、4階の客室の窓越しに、3人の遺体があるのが確認されましたが、悪天候などで室内に入って収容することはできなかったということです。
この事故は、16日午前9時前、韓国南西部の全羅南道(チョンラナムド)珍島の沖合いで、仁川(インチョン)から済州(チェジュ)島に向かって航行していた定期旅客船「セウォル号」(6825トン)が浸水とともに傾き始め、2時間20分ほどで転覆して沈没したものです。
「セウォル号」には、修学旅行の高校生男女325人と教員14人を含む乗客乗員合わせて476人が乗っていて、これまでに29人の死亡が確認され、174人が救助されたものの、残り273人が依然として安否がわかっていません。
行方不明者の捜索活動は、18日から19日にかけて、夜を徹してダイバーが海中に30回潜水して行われ、19日早朝、船の4階にある船室の窓越しに3人の遺体のあるのを確認しましたが、潜水時間が限られている中で、収容できなかったということです。
これに先だって、18日午後には、ダイバーが初めて船内の貨物室に入ったものの、大量の貨物が散乱していて、捜索活動はできなかったということです。
現場付近は19日午後から波が次第に高まってきていて、最大2メートルに達すると予想されるほか、船から流出した燃料で海水が汚染され始めていて、捜索や救助活動は引き続き難航することが予想されています。

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