オバマ大統領の韓国訪問を控えて、北韓の外務省は21日、報道官談話を発表し、アメリカは北韓に対する敵対政策を撤回するよう強く促しました。
これは、北韓の国営朝鮮中央通信が伝えたもので、談話は、「オバマ大統領のアジア歴訪は、アメリカのアジア太平洋重視の戦略を実行に移すためのもので、不安定な北東アジア地域の対決と軍拡競争を助長する」と非難しました。
また、「アメリカは北韓の核やミサイルの問題を口実に、アジア太平洋地域で影響力を拡大する戦略を正当化しようとしている。韓米合同軍事演習は、われわれの軍事的対応を誘発させ、アメリカの軍事的策動を合理化するためのものだ」としています。
さらに、「アメリカがアジア太平洋地域で影響力を拡大するために、われわれの国益を損なう行為を続ければ、韓半島の非核化に否定的に作用するだろう。アメリカは北韓に対する敵対政策が、アメリカの利益につながるかを冷徹に考える必要がある」と主張しています。