韓国南西部の珍島の沖合いで起きた旅客船の沈没事故で、沈没した旅客船、セウォル号には、船長を含む航海士、機関士など、船舶関連職員15人が乗船していましたが、全員が救助されていることが分かり、船長らが人命救助などの義務を怠った疑いが浮かび上がっています。
検察と海洋警察の合同捜査本部によりますと、救助された15人は、事故発生直後、乗客の大部分が放送の指示に従って船室などにとどまっていたにもかかわらず、救命胴衣を着用して船橋や甲板に集まっていて、救助されたということです。
これまでの調べで、沈没した船の乗員の多くは、乗客らを客室から避難させたり、救命ボートを下ろしたりするなど、事故が発生した際に分担すべき措置を取らなかったほか、一部の乗員は、事故発生時のマニュアルなどについての教育すら受けていなかったということです。
今回の事故に関連して、検察では20日、セウォル号の船会社の清海津海運の関係者ら40人余りについて、出国禁止措置を取り、近く本格的な捜査に乗り出すものと見られています。