北韓北東部の咸鏡北道吉州郡豊渓里の核実験場で、車両の移動が増えていることがわかり、関係当局で慎重に監視を続けています。
これは、韓国政府の消息筋が21日に明らかにしたもので、豊渓里の核実験場一帯では、最近、車両の移動が増えるなど、通常とは違う動きが把握されたということです。
北韓は去年２月にこの核実験場の西側の坑道で３度目の核実験を実施していて、その後、南側に新たな坑道を掘削していて、いつでも核実験を実施できる状態だとされ、一部では、オバマ大統領の韓国訪問に合わせて、北韓が核実験を実施するのではないかとの見方も出ています。
これに関連して、この政府消息筋は、実際に核実験を実施するためには、設置した各種の計測機器を地上統制センターと連結するなどの準備が必要で、核実験が間近に迫っていることを意味するものではないとの見方を示しています。