韓国南西部で起きた旅客船の沈没事故から丸5日が過ぎた21日夜、なお安否の確認が取れていない高校生の家族らは、海洋警察に対して、潮の流れが最も緩やかになる24日までに、捜索活動に総力をあげるよう要請しました。
セウォル号の沈没事故現場では、救助チームが行方不明者の捜索を24時間体制で進めていて、22日正午までに105人の死亡が確認され、行方不明者は197人となっています。
捜索活動の拠点となっている事故現場に近い珍島のペンモク港では、苛立ちと疲れの隠せない高校生らの家族代表が21日夜、取材にあたっている報道陣と会見し、「23日から24日の間が、潮の流れが最も緩やかな時期になる。それまでに、生存者や遺体を全員運び出してほしいと海洋警察に要請した」ことを明らかにしました。
沈没の現場で厳しい捜索活動が続く中、行方不明者の家族らは、生存者の発見に望みをつなぎながらも、沈没船の引き揚げを検討することも念頭におきながら、捜索活動に総力を挙げるよう求めたものとみられています。
事故現場にはクレーン船4隻がすでに18日から船体の引き揚げ作業の準備を始めていますが、引き揚げ作業が船内の生存者の安全を脅かす可能性もあるとして、海洋警察は安否の確認がとれていない乗客の家族の同意なしには引き揚げない方針を明らかにしています。