韓国南西部の珍島沖で旅客船が沈没した事故で、検察と海洋警察の合同捜査本部は、新たに機関士ら4人を逮捕するとともに、沈没の原因が船の急旋回や貨物の積み過ぎなど、複合的な要因が重なって事故につながったとの見方を強め、徹底した捜査を進めることにしています。
今回の沈没事故では、検察と海洋警察の合同捜査本部が事故原因の究明を急いでいて、24日には、新たに一等機関士と二等機関士など4人を水難救護法違反などの疑いで逮捕し、今回の事故で逮捕された船舶関連職員は、船長をはじめ、航海士や機関長ら合わせて11人になりました。
これまでの調べで、沈没した船は、事故直前に急旋回したこと、貨物を規定より大幅に積んでいたこと、船体を改造していたことに加えて、現場海域では潮流が速く、合同捜査本部では、複合的な要因が重なって事故につながったとの見方を強めています。
そのため、合同捜査本部では、今後、13人の船舶専門家による諮問団を発足させ、シミュレーションを使って事故を再現するなど、事故原因をより具体的に糾明していくことにしています。
一方、事故直後の救助作業について、海洋警察の初期対応が遅れ、被害を大きくしたとの指摘が出ていることから、検察では、事故当時の海洋警察の対応に問題はなかったかどうかについても調べる方針を示唆しました。