去年、家庭で本を買うために使われた費用はここ10年でもっとも低く、なかでも低所得者の家庭では、平均の3割以下に止まっていることがわかりました。
統計庁によりますと、2人以上の家庭が、去年1年間に本を買うために使った金額は1か月平均1万8600ウォンで、統計を取り始めた2003年以来もっとも低くなりました。
家庭別の本の購入費は、2003年に1か月で2万6000ウォンでしたが、2012年からは2万ウォンを下回っています。
また、1か月の本の購入費は、所得が下位20%の低所得者の家庭が5200ウォンだったのに対して、所得が上位20%の高所得者の家庭は6倍の3万1000ウォンでした。
これについて専門家らは、低所得者の家庭で本を買うために使われた費用は全体平均の3割以下に止っており、所得の格差が学習機会の格差となって再び所得の格差につながるという悪循環に陥る可能性が高いと指摘しています。