韓国南西部の珍島沖で旅客船が沈没した事故で、検察と警察の合同捜査本部は、28日、事故に対する初動の対応に問題があった疑いがあるとして、全羅南道消防本部と木浦海洋警察署を家宅捜索しました。
今回の沈没事故では、全羅南道消防本部が事故当日の16日午前8時52分、旅客船に搭乗していた高校生から事故発生の通報を受け、1分35秒後には木浦海洋警察署に通報内容を伝えたとされています。
しかし、通報を受けた消防本部や木浦海洋警察署の担当者は、通報してきた高校生に対し、船の位置する緯度や経度を重ねてきくなど、時間を浪費して救助を開始するのが遅れ、被害を大きくしたのではないかとの指摘が出ていました。
合同捜査本部では、通報内容などの記録を押収するとともに、消防本部と木浦海洋警察署の初動の対応に問題がなかったかどうかなどについて、調べることにしています。
一方、事故が起きた珍島沖は、28日、雨とともに強い風が吹く天候で、救助及び捜索活動は難航していて、27日から28日午後までに、死亡が確認されたのは、さらに2人増えて189人にとどまっています。