旧ソ連が中心となって結成した「鉄道国際協力機構」の会議に出席するため、平壌(ピョンヤン)を訪れていた韓国鉄道公社、コレールの崔然恵(チェ・ヨンヘ)社長が28日に帰国し、2019年にこの協力機構の定例会議などがソウルで開催されることを明らかにしました。
崔然恵社長によりますと、ソウルで開催されることになったのは、2015年の鉄道国際協力機構の物流分野の会合と、2019年の定例会議だということです。
崔社長は、今回の訪問中、北韓の当局者と接触し、韓国と北韓との鉄道をめぐる協力関係について、意見を交わしたもようです。
このうち、釜山を出発してロシア、ヨーロッパを結ぶ鉄道「シルクロード・エクスプレス」構想や、ロシアのハサンと北韓の羅津間の鉄道や羅津港を近代化する「羅津・ハサン開発プロジェクト」について議論した可能性があり、今後の進展に関心が寄せられています。