韓国の西の海、西海の軍事境界線付近で砲撃訓練を行うと通告していた北韓は、29日午後に砲撃訓練を行いましたが、前回に比べて小規模で、韓国側への着弾はありませんでした。
国防部によると、北韓が砲撃訓練を開始したのは、午後2時頃からで、韓国の白翎(ペクリョン)島と延坪(ヨンピョン)島付近で、10分間に渡っておよそ50発を発射したということです。
この訓練で、韓国空軍は戦闘機を緊急発進させたほか、周辺の韓国の島の住民が一時緊急避難しましたが、韓国側への着弾はありませんでした。
先月末の砲撃訓練では、北韓は軍事境界線付近の7つの海域で、3時間にわたっておよそ500発を発射し、そのうち100発余りが韓国側の海域に着弾して、韓国が対応射撃するなど、緊張が高まりました。
今回の訓練は、前回に比べて、砲撃数、砲撃時間も小規模なものに留まり、北韓の意図に関心が寄せられています。