アメリカの人権団体、フリーダムハウスは1日、去年における世界197の国と地域の報道に関する自由度を調べた年次報告書を発表し、北韓は、11年連続で、最下位となり、韓国は68位でした。
この報告書は、フリーダムハウスが国連の「世界報道の自由の日」である5月3日に合わせて、報道に対する法律、政治、経済上の制約を数値化し、「自由」「やや自由」「自由でない」の3つのカテゴリーに分類して発表しているものです。
1日に発表された今年の報告書によりますと、「自由」に分類された国は、前の年と同じ63か国だったのに対し、「自由でない」国は66国と、2か国増えています。
このうち、北韓は197の国と地域のうち最も低く、2003年以来11年連続の最下位となりました。
トップはオランダ、ノルウェー、スウェーデンの3か国で、韓国は去年より4ランク下がって68位、日本は42位でした。
フリーダムハウスの関係者は、「北韓のマスコミは、権力を維持しようとする独裁者の道具に過ぎない。北韓当局の徹底した報道統制は、金正恩（キム･ジョンウン）第一書記が、張成沢氏の処刑を伝えた北韓のメディアの報道にもよく表れている」と指摘しています。