次の韓国駐在アメリカ大使に、オバマ大統領の側近で、国防相秘書室長を務めているマーク・リッパート氏(41)が内定したもようです。
ワシントンの外交筋が1日明らかにしたところによりますと、オバマ大統領は、次の韓国駐在大使にリッパート氏を内定したうえで、韓国政府に同意を求めてきているということです。
リッパート氏は今年41歳で、歴代最年少の韓国駐在大使となり、ソン・キム大使の任期が終わる8月以降に赴任することになります。
リッパート氏は、2005年に上院議員だったオバマ大統領の首席対外政策補佐官を務め、オバマ政権発足後は、ホワイトハウス安全保障会議の首席補佐官と秘書室長、国防総省アジア太平洋担当次官補を歴任していて、オバマ大統領の最側近の一人とされています。
リッパート氏の内定について、外交専門家は、「オバマ大統領とも直接通じる実力者で、両国関係の発展に貢献するものと期待される」と話しています。
一方、リッパート氏は、先月30日にワシントンで開かれたセミナーに出席し、北韓の挑発と威嚇に備え、韓米日の安保協力を引き続き強化していく姿勢を示し、5月30日からシンガポールで開かれるアジア安全保障会議で韓米日国防相会談の開催を希望すると述べています。