旅客船の沈没事故で、捜索活動を行っていた民間のダイバー1人が6日朝、海に潜水した直後に意識を失い、収容先の病院で死亡する事故があり現場での行方不明者の捜索が中断しています。
死亡したのは、沈没船の事故現場で、行方不明者の捜索活動にあたっていた民間のダイバー1人です。
合同捜索チームによりますと、このダイバーは午前6時ごろから水中での捜索活動を始めましたが、5分ほどして意識を失って通話が途絶えたことから、海軍のダイバーが救助して近くの病院に運びましたが、まもなく死亡が確認されました。
海洋警察は、民間人ダイバーの死亡で捜索活動を中断しており、いつ再開するかもわからないということです。
一方、事故対策本部によりますと、事故現場の海域では、乗客のものとみられるカバンや靴など750点あまりを収拾していて、潮の流れが速いことから、半径5キロ以内に底引き網をさらに設置して、流出の防止に努めています。