沈没した旅客船「セウォル号」は、貨物量を増やしたことから、船の重心を安定させるための「バラスト水」を基準の4分の1しか、満たしていなかったことが分かりました。
検察と海洋警察の合同捜査本部によりますと、関係者の供述などから、沈没したセウォル号のバラスト水は、事故当時、580トンだったということです。
一方、船舶等級格付け会社では、運航を開始する直前の2013年1月、セウォル号に対して、船の復原力を保つためのバラスト水は2023トン必要であると指摘していて、セウォル号のバラスト水は、基準の4分の1に過ぎなかったことになり、合同捜査本部では、さらに詳しく調べることにしています。
これについて、バラスト水を管理していたセウォル号の1等航海士は、貨物を過剰に積んでいたことから、バラスト水を基準どおりに満たした場合、船が浮力を保ちながら安全に航行できる喫水線が海中に沈み込み、過剰積載が明るみにならないよう、バラスト水を抜いたと供述しているということです。