養子縁組の手続きで里親に対する審査が強化されたことなどの影響で、去年は国内外での養子縁組が3年前の半数以下に減ったことがわかりました。
保健福祉部によりますと、去年1年間に国内外で里親と養子縁組を結んだ子どもは922人で、2年前2012年の1880人と比べて49%に減少しました。
その背景については、2012年8月から養子縁組の手続き方法が変わり、産みの親が子どもの出生届けを出して出生登録を終えたあと、7日間は子どもと過ごすことが義務化されたうえ、里親に児童虐待など子どもに関連する犯罪経歴や薬物中毒の病歴があったり、裁判所の認定が受けられなかったりした場合は里親になれないなど、養子縁組を結ぶ条件が厳しくなったためと分析されています。
これについて保健福祉部は、なんらかの理由で実の親が育てられない子どもたちが堅実な里親のもとで幸せに育つことができるように、養子縁組の審査制度を厳しくして、関係機関や里親、専門家などによる協議体をつくって、養子縁組に対する韓国社会の否定的なイメージを改善すると説明しています。