旅客船の沈没事故で、海洋水産部は12日、船会社の清海津(チョンヘジン)海運に対し、大きな事故を引き起こしたとして、仁川と済州を結ぶ航路の運送事業免許の取消しを通知しました。
旅客船セウォル号の沈没事故は、死者・行方不明者あわせて300人を超える大惨事となり、海洋水産部では12日、乗員が乗客の救助を怠ったり、基準を大幅に超える荷物を積んだりするなど、船会社としての清海津海運の責任は極めて重いとして、運送事業免許を取消したものです。
この処分について、清海津海運は異議を申し立てない方針を決めたということです。
また、清海津海運は、仁川と済州を結ぶ航路のほか、仁川-白翎島、 麗水-巨文島の航路も運航していますが、沈没事故以降は運航を中断していて、こうした航路の運送事業免許は自ら返納する方針だということです。