旅客船の沈没事故現場では、行方不明者の捜索活動が懸命に続いていて、17日午後3時までに285人の死亡が確認され、行方不明者は19人となっています。
旅客船セウォル号の沈没事故から1か月が過ぎ、現場の海域では懸命の捜索活動が続いていますが、長引く行方不明者の捜索活動で、身体の異常を訴えるダイバーも増えています。
こうした中で、船内の捜索活動を続けてきた民間人ダイバー13人が、15日、延長していた契約も満了となって現場から撤収したことから、政府の事故対策本部では、17日、志願のあった民間人ダイバー16人の中から12人を選び、できるだけ早く現場に投入したいとしています。
また事故対策本部は、船内の構造物が崩壊する恐れが次第に高まり、
客室への出入りが難しくなっているとして、捜索が困難になっていることを明らかにしました。
一方、ソウル市内では17日午後2時から夕方にかけて、労働組合と500の市民団体が集まって、犠牲者を追悼するこれまでにない規模の集会を開いています。