19日夕方、ソウルの地下鉄4号線の衿井(クムジョン)駅で、入ってきた列車の屋根に取り付けられた変圧器が突然爆発し、ホームにいた乗客11人が軽いけがをする事故があり、交通機関の安全管理態勢がさらに問われることになりそうです。
19日午後6時55分ごろ、ソウルとソウル郊外を南北に結ぶ地下鉄4号線の衿井(クムジョン)駅で、ホームに入ってきた列車の6両目の屋根に取り付けられた変圧器が大きな音とともに爆発しました。
この事故で、ホームの縁に設けらた転落防止用のガラス張りの仕切りの一部が割れ、ホームで待っていた乗客11人が軽いけがをし、このうち9人が病院で手当を受けました。
事故は、ラッシュアワーの最中でしたが、列車の内部やホームにいた乗客は比較的少なく、被害は最小限にとどまったということです。
韓国鉄道公社、コレールと警察によりますと、爆発した変圧器は21年前に取り付けられたもので、老朽化が原因ではないかとみて、さらに詳しく調べています。
韓国では、旅客船セウォル号の沈没事故やソウル市内の地下鉄の追突事故が相次ぎ、今回の地下鉄事故で、公共交通機関の安全管理態勢がさらに厳しく問われることになりそうです。