北韓の平壌市内に新たに建設した23階建ての高層アパートが倒壊し、数百人の死傷者が出たとみられる事故で、韓国統一部は20日、北韓にお見舞いの意を伝えました。
お見舞いは、統一部が20日午前10時、板門店の連絡官を通じて、大韓赤十字総裁名義の通知文を朝鮮赤十字会中央委員長宛てに送って伝えたものです。
その中で、統一部は、「平壌市内で起きたアパートの倒壊事故で、多くの人命被害が出たことに心からお見舞い申し上げる」としています。
これに先立って、国連の潘基文（パン・ギムン）事務総長も現地時間の19日、「深い哀しみを感じている」と述べ、北韓に対する国連からの援助の提案を改めて伝えました。
倒壊したアパートは最近新築されたもので、すでに100世帯近くが入居していて、犠牲者は数百人に上るとみられています。
北韓の朝鮮中央通信は18日、倒壊現場では、すでに救助作業が終了したと伝えていますが、具体的な被害の規模や原因については明らかにしていません。