中国とロシアの海軍による合同軍事演習が、20日、上海沖の東シナ海北部の海域で始まり、韓国国防部では、監視を強化しています。
韓国国防部が20日に明らかにしたところによりますと、この中露軍事演習は20~26日まで7日間の日程で行われ、演習が行われる海域は、韓国や日本の防空識別圏とも一部重なっているということです。
国防部では、実際に中国やロシアの軍用機が韓国の防空識別圏に入ってきたかどうかについては明らかにしていませんが、この海域で監視を強化するとともに、軍用機が入った場合には戦闘機を緊急発進させるとしています。
また、韓国国防部では、演習計画を事前に通知していないとして、中国側に問題を提起しました。
消息筋は、この演習はアメリカや日本をけん制する意図があると指摘しています。