発電所の故障事故は、電気の使用量が急増する夏場にもっとも多く発生していることがわかりました。
電力取引所によりますと、去年1年間に韓国の発電所で発生した故障は238件でした。
このうち、6月から8月までの夏場に全体の3割に当たる79件の故障が発生し、一年のうちで故障がもっとも多い時期だったことがわかりました。
電力取引所はその背景について、電気の使用量が急増するのを受けて発電所の稼働率が高くなり、設備に過度な負荷がかかるためと分析しています。
一方、政府はことしの夏に備えて発電所の故障や稼動停止に直ちに対応できる整備担当者を配置するとともに、発電所の施設に対して徹底した事前点検を行うなどして電力需給に支障がないよう備える方針を明らかにしています。