韓国社会の信頼と配慮、参加に関連する充実度を指数化した社会指数は、OECD=経済開発協力機構加盟国の中でも低い水準との報告書が示されました。
この報告書は、民間のシンクタンク、現代経済研究所が25日に公表した「韓国の社会指数の現況と示唆点」と題する報告書です。
それによりますと、社会の信頼と配慮、参加に関連する充実度を指数化した社会指数は、韓国は5.07で、OECD加盟国平均の5.80を大きく下回りました。
部門別に生みますと、公的部門の社会指数は、4.75で、OECD加盟国平均5.37を大きく下回り、32か国のうち28位でした。
公的部門のうち、行政、教育、司法などの公的システムに対する指数では、行政に対する信頼が27位、教育に対する信頼が29位、司法に対する信頼は31位にとどまっています。
個人に関する私的部門では、韓国は5.40と、OECD加盟国平均6.22を大きく下回って32か国中の29位でした。
私的部門では、個人の選択の自由が29位、移民者に対する寛容が29位などとなっています。