韓国の小中高校生が感じる幸せの度合いが、OECD=経済協力開発機構の加盟国の中で6年連続で最下位となったことがわかりました。
延世(ヨンセ)大学の社会発展研究所は、ことし3月から4月にかけて全国の小学4年生から高校3年生までの児童生徒およそ7000人を対象に、幸福度について調査したところ、韓国はOECD加盟国の平均値の100点を大きく下回る74点となり、6年連続の最下位となったということです。
韓国の小中高生が感じる幸福度は、2009年は64点、2011年は66点、2013年は73点で徐々に増えているものの、調査を始めた2008年以来、韓国は6年連続で最下位を続けています。
一方、「幸せになるために一番必要なものは何か」を聞いたところ、小学生では「家族の仲がいいこと」と答えた人が全体の44%でもっとも多かった反面、中学生では「家族の仲がいいこと」と答えた人は全体の23%に減少し、続いて「成績の向上」と答えた人が15%、高校生では「お金」と答えた人が全体の19%でもっとも多かったということです。