1923年9月の関東大震災の際に虐殺された朝鮮人のうち、318人分の名簿が公開されました。
公開された名簿は、1952年の李承晩政権のときに作成されたもので、去年、在日本韓国大使館が移転する際に書庫から発見され、その後、韓国の国家記録院に移されていました。
関東大震災の際には朝鮮人6000人余りが虐殺されたとされていますが、今回公開されたのは、そのうち318人の名簿で、名前と住所、虐殺された当時の状況などの説明が記されています。
大使館の書庫から発見された関連資料によりますと、虐殺には、民間の自警団だけでなく、軍隊や警察も加わり、竹槍なども使用されたということです。
また、10歳未満の子どもも多く虐殺され、中には2歳の幼児もいたということです。
韓国国会では、関東大震災朝鮮人虐殺の真相糾明に関する特別法の制定が進められています。