老後の生活が問題になるなかで、韓国の男性は、定年退職後も長期間に渡って働き、実質の引退年齢は71歳を超えていることがわかりました。
これは、OECD=経済協力開発機構が2日に発表した資料でわかったものです。
それによりますと、韓国の男性の平均実質引退年齢は71.1歳となっていて、メキシコの72.3歳に次いで、加盟国で2番目に長く、60歳に定年退職したあとも11年以上働いていることになります。
OECD加盟国の実質引退年齢の平均は63.1歳で、70歳を超えたのは韓国とメキシコだけでした。
韓国の平均実質引退年齢が高くなっているのは、退職金や年金だけでは老後の生活が十分保障されないためだとみられています。