統一地方選挙投開票日前日の3日午後、公共放送KBSのホームページで、テスト用として事前に作成されたとされる出口調査の結果が誤って掲載され、野党の新政治民主連合は、4日、公職選挙法に違反するとして、ソウル南部地方検察庁に告発しました。
これは、今回の統一地方選挙で焦点となっているソウルや釜山など、17の広域自治体の長を選ぶ選挙に関連して、KBSがテスト用として予め作成したとされる模擬出口調査の結果が、各候補の顔写真とともに、KBSの統一地方選挙特集ホームページに、掲載されたものです。
公開された出口調査の結果によりますと、与党セヌリ党と野党新政治民主連合がそれぞれ八つの選挙区で当選し、一つの選挙区では無所属の候補が当選することになっていました。
これについて、KBSでは、選挙特別番組に備えて事前にテスト用の資料として作ったものだと説明していて、ホームページに掲載された経緯については詳しく調査するとしています。
これに対して、野党の新政治民主連合では、4日、KBSの行為は公職選挙法に違反するとして、ソウル南部地方検察庁に告発し、厳正に捜査するよう求めました。
統一地方選挙の出口調査の結果については、KBS、MBC、SBSの地上波テレビ3社は、午後6時に一斉に発表することになっています。