南北経済協力の象徴の一つ、北韓の開城工業団地に、ドイツの企業が海外の企業としては初めて進出することになり、近く営業所が設置される見通しです。
開城工業団地に進出申請をしてきたのは、繊維機械用の針を生産しているドイツの企業、グロッツ・ベッケル社で、韓国統一部では要件を満たしているとして、この申請を受理したということです。
グロッツ・ベッケル社では、近く本社の職員を開城工業団地に派遣して、営業所を設置し、開城工業団地で稼動している韓国企業の工場に、繊維機械用の針などを販売する計画だということです。
開城工業団地には韓国企業125社が進出していますが、外国企業が進出するのは今回が初めてです。
韓国政府としては、開城工業団地に外国企業の誘致をさらに進める方針で、これまで外国企業20社余りが開城工業団地への進出を打診してきていて、進出する企業が今後増えるものと見られています。